スマートフォンや自動車、インターネットをはじめとする社会インフラに搭載されている半導体は、今や私たちの生活に欠かせない物質です。その半導体をつくる機械、半導体製造装置の部品の製造には、三菱マテリアルの小物高精度部品加工用工具が用いられます。 小物高精度部品加工とは、金属を切削工具と呼ばれる工具で加工して、小さく、精密な部品をつくること。この分野への参入は2002年、当時は認知度が低かった自動旋盤という工作機械に着目したことが始まりでした。そこから業界トップレベルのコーティング技術と素材加工技術を活かして徐々にラインアップを拡充。開発段階での作り込みや生産後の徹底した品質管理により、お客様のニーズに応えた高品質の製品を提供し、現在に至るまで自動車や医療分野を中心に幅広い業界で利用されています。今後は、高付加価値な切削工具の供給を通じ、より需要が高まる半導体分野においてさらなる成長を目指します。自慢の『ものづくり力』で高品質な製品を提供「小物高精度部品加工」PVDコーテッド超硬材種MSシリーズ「MS9025」難削材旋削加工用切削工具の耐摩耗性と耐欠損性はトレードオフの関係。どちらかを高めようとすると、片方の性能が落ちてしまう。そんな2つの性能を高水準で両立させたのが「MS9025」。長い製品寿命で、部品の製造コスト低減や高品質化に貢献する。PICK UP17半導体・IT部品社会をつくる素材の力
元のページ ../index.html#17