WITH MATERIALS vol.04
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還元剤は繰り返し使用することが可能。分解に必要な温度も低いため、工場排熱や再生可能エネルギーなどを利用して分解を行うことも検討しています。世界中で二酸化炭素(CO₂)削減の取り組みが進む中、CO₂を分解して、新たな素材を製造することができたら夢のようではありませんか? 今回は、三菱マテリアルが開発を進めるCO₂分解・資源化技術をご紹介します。新たな炭素材料としてナノ炭素材料は、タイヤ・ゴム製品の原料や、インキや塗料の着色剤、導電性部材への活用が見込まれています。地球温暖化の解決までは果てしない道のりなんじゃ。皆で協力してCO₂を削減していくことが大切なんじゃよ。三菱マテリアルの素材や技術の「ヒミツ」に迫ります!二酸化炭素の有効利用は、多くの企業が研究を進めている分野です。その中で三菱マテリアルの技術の特徴は、安価な「水素ガスと反応させ活性化した還元剤(粉末状の金属酸化物)」を用いることで、「ナノ炭素」と「水素」を作り出せる点。それぞれ多様な用途での活用が期待されます。自動車の燃料など、クリーンエネルギー源として注目されている高機能性材料として使えるソザイに詳しいDr. マテリ三菱マテリアルのラボで日々研究に勤しむ、素材フリークな博士。SOZAI FILE NO.418HH₂₂OO発電所・工場など火力発電所や工場、ごみ焼却施設など、CO₂を大量に排出する施設に適用することで、CO₂の排出量を削減できます。COCO₂₂HH₂₂こんなところで使用されます還元剤還元剤ってどんな技術?水素水素COCO₂₂がが「ナノ炭素」COCO22分解・資源化技術分解・資源化技術プロセスもプロセスもに大変身!水素水素も作れる!も作れる!ナノ炭素ナノ炭素ナノサイズの炭素。さまざまな特性を持っているので「ナノ炭素」に大変身!エコエコなんです!なんです!

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