WITH MATERIALS vol.03
18/20

三菱マテリアルが開発した新素材の「ヒミツ」に迫ります!従来の難燃樹脂プラスチック耐火プラスチック火炎にあたると炎上・溶融・変形を起こし、本来の形を保てなくなってしまいます。一方で耐火プラスチックは火炎にあたっても炎上せず、変形も少ないことが大きな特徴です。プラスチックはソザイに詳しいDr. マテリ三菱マテリアルのラボで日々研究に勤しむ、素材フリークな博士。SOZAI FILE NO.318耐火プラスチック「プラスチックは火炎に弱い」。そんなイメージをお持ちではないでしょうか? 三菱マテリアルが開発に着手した耐火プラスチックは、火炎に接しても燃えず、従来のプラスチックに比べて溶け落ちにくい性質を持った新しい樹脂製品です。リチウムイオンバッテリー携帯電話やPCに使用されるリチウムイオンバッテリーのケースの材料として活躍が見込まれます。バッテリーが発火したとしても延焼を最小限に抑えることが期待されます。また電気自動車のバッテリーのふたとして使用した場合、車体が火災に見舞われた際でも発火や爆発の防止が期待されます。通常、プラスチックの火炎対策としては難燃剤という成分を添加します。しかし、難燃剤を多く添加しても高火力の火炎に耐えることは難しいのが現状です。そこで三菱マテリアルでは、これまで培ってきた素材の配合技術を応用して、火炎にあたると強化されて溶け落ちにくくなる樹脂技術を開発しました。この技術を活用して生まれたのが耐火プラスチックなのです!軽くて成形も簡単だから、金属に代わる素材として注目されているんじゃよ!こんなところで使用されますってどんなソザイ?そのそのヒミツヒミツはは素材の配合技術今までのプラスチックとの違いは?今までのプラスチックとの違いは?素材の配合技術にあり!にあり!耐火耐火プラスチックプラスチック

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る