秋田県 産業労働部新エネルギー政策統括監阿あべ部 泰やすひさ久さん10 眠っている秋田のポテンシャルを、社会に役立つ形で“価値化”する。三菱マテリアルの地熱発電事業には、そんな大きな意義があると考えています。地熱は、何もしなければただそこに眠っているだけですが、ひとたび開発されれば、安定的にクリーンなエネルギーを生み出し続けてくれるからです。 私は入庁当時から、三菱マテリアルの方々と仕事をしてきました。その中で強く感じてきたのが、同社の“人”の力です。地熱発電が下火になった時代に、業界全体で人材が空洞化しましたが、三菱マテリアルは事業を一貫して継続していたことで、幅広い年代で優れた人材が■っているのです。澄川地熱発電所の建設の際には、メンバーそれぞれが多様な意見を持ち、それらを十分に闘わせた上で最善の計画にまとめ上げており、とてもたくましかったですね。最近では、新たな発電所建設に向け、関係各所へ丁寧に説明に回ってくださっています。 地熱発電は、安定的に供給され、CO2排出量も少ないため、秋田のみならず、全人類にとっても恩恵をもたらすエネルギーであると言っても過言ではないでしょう。当然、地元では雇用や仕事も生まれ、地域経済の活性化にもつながっています。現在も、新規建設のための調査が継続中です。なんとか無事に着工となることを願っています。また、調査を行うこと自体が、人材の育成・知見の蓄積となります。今後も、地熱発電のさらなる発展に向けて、共に頑張っていきたいですね。地域のパートナーである秋田県、ともに開発を行うパートナーの三菱ガス化学(株)、そして資源開発を専攻し、次世代を担う学生さんからメッセージをいただきました。三菱マテリアルは、地熱発電事業を自治体や民間企業など、さまざまな関係者と協調しながら進めています。社外PEOPLE'sCOMMENTS秋田の潜在力を“価値化”してほしい地熱発電事業に期待すること三菱マテリアルの
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