WITH MATERIALS vol.02
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直島製錬所での銅の精製、鋳造の様子電気銅 家電やパソコン、スマートフォンなどの電子機器類には、金・銀・銅・白金・パラジウムなどの有価金属が含まれています。これらの電子機器類がリサイクルされる際にE-Scrapと呼ばれる廃基板が回収されます。E-Scrapは「都市鉱山」の一部として注目されており、電子機器類のリサイクル率が向上したことにより、取り扱い量は増える一方。三菱マテリアルでは、主に日本や欧州、北米からE-Scrapを集荷しており、その処理量は世界トップクラスです。E-Scrapを集荷集荷世界中のサンプリング・分析■量、検品、サンプリング、分析直島製錬所、小名浜製錬所で製錬金塊銅・貴金属地金にリサイクルMMMR社ゼネラルマネージャーHarald Wagemaker分析E-Scrapリサイクルの流れ製錬製錬再資源化07E-Scrap受け入れ急増により、MMMR社の設備を増強 ここ2年、MMMR社でのE-Scrapの受け入れが急増しています。設計当初の想定よりも小ロットの受け入れが多くなったため、物流機能を強化し、敷地を拡張、設備や駐車場も増設しました。また、環境規制に対応するため、3基目のコンテナ用搬出設備のためのスペースも追加しています。非鉄金属はリサイクルを通じて持続可能な社会に貢献できる素材です。当事業を通じて原材料やエネルギー消費、CO₂排出などを削減し、企業理念である「人と社会と地球のために」を実践していきます。E-Scrap取引のプラットフォーム「MEX」がさらに便利に 2021年12月、三菱マテリアルは、E-Scrapリサイクルビジネスにおける新しいプラットフォーム「MEX」(Mitsubishi Materials E-Scrap Exchange)を開発し、運用を開始しました。 2022年5月には、お客様の要望に応え、オンラインコミュニケーション機能(検品時確認機能)やペーパーレス機能を追加し、必要な情報を24時間いつでも確認できるようになりました。直島製錬所小名浜製錬所ニーズに応え、設備やサービスを強化E-Scrap処理量、世界トップクラス

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