チリ囲碁界最強の棋士

#07
社員

三菱マテリアルには、日本から遠く離れた地球の裏側、チリ共和国で囲碁の発展に多大な貢献をした釜中智さんという方がいます。
彼は、三菱マテリアルの鉱山技師。入社前から何度も県代表になっていた釜中は、ちょうど”ヒカルの碁”ブームで南米にも囲碁人口が急激に増えた2007年から2010年にかけて、チリのロスペランブレス鉱山で勤務しており、囲碁の普及活動も行っていました。「チリに住む最強の棋士」と呼ばれ、南米一の名門チリ大学の講義室や複数の碁会所、さらには自宅で囲碁の講義やレッスンを頻繁に開催し、200以上の用語や100以上の囲碁格言をチリ人にわかるよう嚙み砕いてスペイン語で解説しました。国際協力機構(JICA)から派遣された囲碁普及員に逆に教えを乞われたこともあります。12人もの相手と同時に碁を打った際には、「囲碁は手談とも言い、12人と別々の話をしているだけ。また、打つべき手も一瞬で浮かびます」と事もなげ。

こうした活動を続け、チリ囲碁協会からも多数表彰されたほか、現地のテレビ番組などでも「碁マエストロ」として取り上げられました。今はカナダのカッパーマウンテン鉱山で働いていますが、今でもチリの教え子にオンラインで棋譜(碁を打つ際の手順の記録)の添削指導を行っています。