貴金属で粘土を作れ!
開発メンバーが追いかけた夢
貴金属で粘土を作れ!
開発メンバーが追いかけた夢

#02
製品

貴金属粘土。製品名PMC(Precious Metal Clay)。これは、開発メンバーが追いかけ続けた夢でできあがった結晶です。
貴金属粘土とは、その名の通り粘土のように造形できる貴金属(金、純銀)。家庭のガスコンロでも、世界に一つだけのオリジナルジュエリーを作れるというすぐれもの。それを三菱マテリアルが1991年に世界で初めて開発しました。
当時は、金ビジネスが盛んな時期。PMCが生まれた三田工場の副工場長は思いつきました。「大量に精度の高いものをつくる」という工業製品の常識から脱却し、一点物を手作りでつくる製品を開発すればいいのでは。つまり、「『究極の金型』といえる人間の手を使って金属を造形するには、粘土状にしては・・・」という発想から、極めて微細な純銀の粉末に植物性のバインダー(のり)と水を独自の配合で練りこむことによって完成しました。

「世界初の発明」を目指して、日夜実験を繰り返す日々。その苦労を支えたのは、当時のメンバーが描き続けた夢「純銀粘土で作った杯で一緒に酒を酌み交わそう!」というもの。果たしてそんな日は本当に訪れるのか。しかし!その夢は次第に現実味を帯びてくるのでした。開発した純銀粘土を陶芸家の先生の手により美しく形作られた杯が形成され、その夢は見事実現!その日開発メンバーが、最高の酒を口にしたことは言うまでもありません。

関連リンク:貴金属粘土「PMC」