INTERVIEW 05

金属事業カンパニー

大切なのは、自分で仕事を作ること。
誰も思いつかないような
プロセス構築を実現させたい。

小林 由直Yoshinao Kobayashi
直島製錬所
技術課
2014年入社

EPISODE 01 製錬へのあこがれ。
環境へのこだわり。

父が鉄工所の経営をしていて、身近に感じていた影響でしょうか。幼い頃から「将来は“ものづくり”に関わってみたい」という想いがありました。また、高校生の頃、地球温暖化問題がニュース等で盛んに取り上げられるようになり、環境の分野にも興味を持っていました。
大学は、そんな動機もあって理工学部に進学。そこでレアメタルであるチタンの製錬に関する研究を続けていくうちに、ゼロから金属を作ることの面白さに魅入られ、製錬事業に携われる企業に就職したいと考えるようになったのです。
就職活動中は、実際にいくつかの工場を見学。その中でも、独自の製錬プロセスを確立していたのが三菱マテリアルでした。『三菱連続製銅法』と呼ばれるプロセスは、通常は独立している炉と炉を樋でつなげることでコンパクトな設備で連続的に製錬することが可能となっており、さらに銅精鉱を熔かす際に発生する亜硫酸ガスの漏洩が少ないため環境負荷も低い。徹底した省力化、省エネルギー化に加えて環境負荷の低減まで考えられていることに、率直に「凄い」と思いました。また、社員から『人と社会と地球のために』という企業理念を聞き、三菱マテリアルがものづくりだけでなく、循環型社会の構築に貢献していくという考え方を知りました。三菱連続製銅法は、まさに三菱マテリアルの想いが具現化されているプロセスだと思いましたね。知れば知るほど共感し、まさしく自分が行くべき場所だと考え入社に至りました。

EPISODE 02 直島製錬所だけの
排水処理システムを
完成させるまで。

入社後、2ヵ月の実習期間を経て配属されたのは排水・リサイクル課。主に自動分析計を用いた排水処理システムの導入に携わりました。この排水処理システムとは、排水に含まれる不純物の濃度を一定時間毎に自動測定し、不純物の濃度によって薬剤を自動添加するもの。私が担った役割は、自動分析計を導入するための建屋の設計や自動分析計の設置、性能評価、生産管理システムの構築などです。このプロジェクトには約3年携わりましたが、直島製錬所における更なる環境負荷低減へ貢献できたと思っています。
しかし、改めてこのプロジェクトを振り返ってみると、決して順調とは言えなかったですね。特に初期段階で分析計が正常に作動しなかった期間、原因を突き止めるまで3ヵ月かかりました。その期間は、動かしては止まって動かしては止まっての繰り返し。ほぼ一日中分析計とにらめっこをしていた日もありました。さまざまな関係部署と協議を重ねながら原因究明に挑み、各方面と何度も打合せを重ねて対策を講じた結果、正常に作動させることができるようになりました。ただ、この時点では第一段階を突破したに過ぎません。排水に含まれる不純物の濃度をどこまで下げられるか。更なる環境負荷低減のために設定した当初の数値目標(自主管理目標)を達成しないことには成功したとは言えないのです。次の段階に入ると、全体のシステムづくりに着手。1年半~2年ほどかかりました。この期間は特に大きなトラブルはなかったのですが、排水工程は環境に直接的に関わることなので、小さなことでも抜けや漏れは許されません。1つでも不具合が出ないように、時間をかけながら、慎重にシステムづくりを進めました。そうして、ようやく不純物の濃度の数値目標をクリア。直島製錬所だけの排水処理システムが完成しました。

EPISODE 03 環境は守って
あたりまえ。
その先の対策へ。

2017年9月からは技術課に異動。排水だけの工程から所内全体に関わる部署になりました。そのため、上工程から下工程までの全工程に関する知識、法関係の知識は早急に身に付けなければなりません。例えば直島製錬所は金銀滓増処理に注力しているため、金銀滓を増処理していく際のプロセス上のボトルネックや、どれくらいの金銀滓を処理すればどれくらいの収益を上げられるのか、関連する法律は何か等、体系的に理解しておく必要があります。
そしてこれからのこと。私はまだ多くの現場を知らないので、製錬に関する現場はすべて経験しておきたいです。また、一歩進んだ環境負荷低減対策を提言できる人間になりたいですね。不純物をなくすことはできなくても環境への負荷を低減するまだ誰も思い付いてない有効な手段は必ずある。直島製錬所だけでなく他の製錬所の状況も把握しながら、グループ全体で理想的な循環型システムを構築して発展していけるように。自分がその中心人物になって、工程改善やシステム構築で革命を起こしていきたいです。

MESSAGE

私が一緒に働いてみたいのは、自発的な人。企画係員は、工程改善や技術改善など、自分で仕事を作ることが求められる職種です。改善しなくても工場が止まるわけではない。でも、現状のプロセスの無駄やムラに気づいて、みんなを巻き込んで取り組まないと、この仕事の醍醐味は味わえません。また、コミュニケーション能力も重要です。単に指示するだけではなく、関係者から意見をもらい全員が納得できるような進め方をしていく方が、より良い結果に繋がりますから。「考えることが好き」、「多くの人と関わる仕事がしたい」、そんな想いを持った皆さんが入社してくれることを期待しています。

SCHEDULE

8:00 メールチェック
9:00 デスクワーク・現場での試験
12:00 昼食・昼休憩
12:45 課内ミーティング
13:00 打合せ
14:00 デスクワーク・試験結果の考察等
16:30 退社