INTERVIEW 21

生産技術

「こうしたい。」
想いの強さがエネルギーになる。

池野 沙弥香Sayaka Ikeno
岐阜製作所
設備技術部
2016年入社

EPISODE 01 きっかけは
「プロセス設計」
の授業。

大学院時代は、材料力学に興味を持ったことから、竹とプラスチック樹脂による複合材料の研究に明け暮れる毎日。そんな私が設備技術に興味を持ち始めたのは、「プロセス設計」という講義を受けてからでした。この講義では、大型プラントの設計や建築プロセスについて学びました。普段の研究とは180°異なる分野でしたが、教授が過去に手がけた事例がとても魅力的に思えたのです。「私もスケールが大きいものを手がけてみたい。巨大な設備設計に携わってみたい」。その想いは日増しに強くなり、設備技術に関われる企業に就職するという意志を固めました。
会社説明会は、自社でプラントを所有している企業を中心に参加。その中でも三菱マテリアルに惹かれた理由は、なじみのあった切削工具を扱っていたこと、また、説明時に社員が真摯に対応してくれたことでした。特に、人事部の方の気遣いが忘れられませんね。大学の周りの学生の大多数が研究分野に直結した仕事を希望しており、OB・OGがいる会社を中心に見ていました。一方で私は、研究内容と直結する仕事ではなく設備技術がやりたいという意思があるのに、相談できるOB・OGが周りにいない。そんな不安な気持ちで臨んだ三菱マテリアルの会社説明会。人事に「大学の先輩もいないので情報がなく不安なんです」と正直に伝えたところ「興味があるなら大歓迎ですよ」と言ってくれて、後日開催される工場見学イベントを案内してくれたり、生産技術の説明会を紹介してくれたりと、とても丁寧に対応してくれたのです。「こんな人たちと一緒に仕事がしたい!」。以降は他社には目もくれず、当社だけを希望、入社が決まり、私の挑戦が始まりました。

EPISODE 02 製造現場の
ピンチを
救うために。

入社歴がまだ浅い私には毎日が勉強の連続。なかでも一番勉強になったのは、ドリル製造現場の空調改善に取り組んだ事案でした。既設の空調設備は、工場建屋の建設当初に設置されたもの。その後様々な生産設備が年々増えていったため、設備からの排出熱が建屋内にこもり、適切な室温まで冷やしきれなくなっていました。作業者にとってより良い作業環境を提供するためにも、早めに手を打たなければならない。そこで、私が改善業務を任されることになりました。
該当の現場に入ると、ものの数分で作業着が汗だく。この環境では製品にも影響出かねないと思い、すぐさま具体策の検討に入りました。考えた対策は大きく2つ。熱源を減らすか、冷却能力を上げるかです。どちらが効果的なのかを検討するため、苦手だった熱力学を勉強し直し、先輩の助けも貰いながら、どちらの対策がより確実なのかをシミュレーションすることで検証しました。
検証の結果、能力が高く効率のよい新規の空調設備を導入した方が効果的と判断。続いては機器の選定に入りました。ここではさらに細かいシミュレーションを重ね、費用面も考慮しながらベストと思える機器を選定しました。でも、機器を購入するには社内の決裁が必要となります。「なぜこの製造現場が暑いのか。解消するためにはどんな空調設備を購入すべきなのか、選定した空調設備の能力は十分なのか」など、機器購入に必要な資料をまとめ、プレゼンを実施しました。緊張のあまり、正直プレゼン中は話すことで精一杯でした。それでも、必要なポイントと自分の考えは何とか伝えることが出来たと思います。プレゼン後に、上司から「よくできている。池野が選定した設備を購入しよう」と伝えられた時は、嬉しいというよりホッとした感情の方が大きかったことを覚えています(笑)。導入後は、35℃あった室温が28℃。自分が弾き出した理論上の目標温度を達成できたこと、そして現場の方から「涼しくなったね」と感謝されたときは、感無量でした。

EPISODE 03 将来、実現したい
2つの目標。

2017年からは生産性向上の切り札となる双腕ロボットの立ち上げプロジェクトに参加しています。左右の腕で別々の操作が可能になるこのロボット、私はその動きをコントロールするためのプログラミングを担当しています。今の世界の技術では、“人間にはできる”動きでも、“ロボットにはできない”動きはまだたくさんあります。しかし、その逆もあるのではないかと思っています。“人にはできない”けど“ロボットならできる”こと。答えはまだ見つかっていませんが、双腕ロボットの可能性を信じながら、これからも取り組んでいきます。

MESSAGE

現在私が担当している仕事は、毎日違う機器・設備を扱うことになるので、時間が過ぎるのもあっという間です。さまざまな現場に駆けつけるので、体を動かすことが好きな人、機械を触ることが好きな人には向いていると思います。また、男性が多い職場ではありますが、フランクに接してくれる人がたくさんいるので、気持ちよく働くことが出来ると思います。私の希望としては、もっと女性社員が増えてほしい。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ応募してほしいです。女性ならではの視点は意外と多く、やりがいも大きいですよ。

SCHEDULE

8:00 朝礼、ミーティング、メールチェック
8:30 本日の予定と作業内容確認・準備等
9:00 作業開始
12:00 昼食
13:00 打合せ
14:30 現場作業・データ整理・資料作成等
16:30 翌日の予定の確認、本日の進捗報告
16:45 退社