技術の最前線

「人と社会と地球のために」。三菱マテリアルはその実現のために、多様な事業展開をする中、
それぞれの技術力を活かし、共生をテーマに様々な取組みを行っています。私たちの技術の最前線をご覧ください。

Topic 05

当社では、その効果を得る材料が、すでに広くマーケットに広がっているものであったとしても、常識にとらわれず、様々なチャレンジを行っています。たとえば、一つの製品中に使われるある材料が、僅か0.1gに満たないとしても、製品の性能に大きな影響を与えるという技術もあります。微細な化合物が、世の中を変えるという大きな意義をもって、当社では、様々な機能素材の研究開発・製造を行っています。

TOPIC

親水撥油特性を有する
世界初の「フッ素系化合物」を開発

親水撥油性能とは、水には「なじみ」ますが、油は「はじく」性質を併せ持つ材料のことです。従来は、水も油も寄せ付けない「撥水・撥油」特性を持つ材料が、汚れの予防策として防水機能付の衣類やスポーツ用品、スマートフォン画面など指紋汚れ防止などに、また水になじむ「親水」特性を持つ材料が、雨や水で容易に汚れが除去でき、建物の外壁や窓ガラス、自動車ボディなどに利用されています。今回、独自のフッ素化技術と有機合成技術により新規フッ素化合物を開発し、油汚れ防止・除去機能に加え油水分離機能まで発現する高度な「親水撥油性能」を発現させることが可能となりました。

ひとつの素材が
様々な可能性へと広がる

この製品は、考えられる用途として、「防油・易除去性」の分野と「油水分離」の分野を想定しています。「防油・易除去性」とは、油汚れを防止し、除去を容易にする機能で、たとえば、油で汚れがちな各種厨房機器や工場の床、機械装置などへの利用が期待されます。「油水分離」とは、フィルターに用いた場合水を通すものの油を通さない機能のことで、たとえば、河川や海洋における油流出事故の復旧作業や、石油資源の採掘現場、金属工場や食品工場の油含有排液の油分離装置など、大規模かつ効率的な油水分離処理が求められる分野への応用が期待されます。その他、未開拓の市場分野を含め幅広い利用形態が見込まれることから、今後市場ニーズを反映した新製品を早期に上市して、新市場を創出し大型事業の育成を目指します。

様々な可能性
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