技術の最前線

「人と社会と地球のために」。三菱マテリアルはその実現のために、多様な事業展開をする中、
それぞれの技術力を活かし、共生をテーマに様々な取組みを行っています。私たちの技術の最前線をご覧ください。

Topic 03

当社は世界の歴史ある工具メーカーのひとつとして、ものづくりに関わる全てのお客様からのご要望に一つひとつ丁寧に対応させていただくことで自らも成長してきました。一世紀を超える歴史の中で培ってきた実績と信頼に甘んじることなく、私たちの技術で、多くのお客様がワクワクできるような「工具工房」として、ものづくり魂をもって飽くなき追求により加工技術の発展へ挑み続けています。

TOPIC

ものづくり魂が生んだ
高性能製品普及への飽くなき挑戦

ものづくりの現場では、コストダウンのために日々改善活動が行われています。切削・研磨・穴あけなど、ものづくりの原点にある金属加工分野でも、それは同じ。当社の開発した両面インサート式正面フライス「WSX445」は、超硬工具のなかでも使用量の多い正面フライス加工での新製品です。
これまでの正面フライスは、片面インサート式正面フライス(以下、片面式)と呼ばれるタイプが主流でしたが、最近工具メーカー各社は、使用できる切れ刃数が2倍で経済性にも優れる両面インサート式正面フライス(以下、両面式)という高機能製品を積極的に投入してきました。
この製品は、市場を席巻し、製造現場に革新をもたらすものと期待されましたが、実際には、爆発的な普及にはつながっていません。その理由は、両面が使用できるインサート形状であるがゆえに、カッタボディに取り付けた際のすくい角が鈍くなり、どうしても切れ味が悪くなるというデメリットがあり、現場で片面式と同等の加工品質が得られないことにありました。

高性能両面インサート

加工技術発展へのイノベーションに挑戦

当社の開発した両面インサート式正面フライス「WSX445」は、この課題に真正面から向き合った製品です。
開発コンセプトは、「両面式でありながら、片面式のように切れ味が良く、さらに安定した長寿命を達成する」こと。従来の両面式は過去から存在した単純形状の発展型であり、それが切れ味の低下につながっていました。当社は既存の概念にとらわれず、ゼロからあるべき理想形状を追求した結果、非常に彫の深い複雑な形状を実現することができました。超硬合金というのは焼き物であり、形状が複雑になればなるほど設計通りの形状を作るのが難しくなります。それを生産技術部門など、技術集団を集め実現できたのは、当社だからこそ取り組めたことだといえます。

こだわり抜いた形状
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