技術の最前線

「人と社会と地球のために」。三菱マテリアルはその実現のために、多様な事業展開をする中、
それぞれの技術力を活かし、共生をテーマに様々な取組みを行っています。私たちの技術の最前線をご覧ください。

Topic 02

ものづくりと現象解明は表裏一体です。作ったものを確認し、何かを発見して次の作り込みに工夫を凝らす、その繰り返しのなかで、新たな発想が生まれて・・と。決して一直線に進むものでも無く、紆余曲折を経て、日々成果の蓄積が目に見える訳でも無く、行きつ戻りつしながら新材料・新技術は生み出されていきます。そのなかで現状を出来るだけ正確に把握するために、分析評価・材料解析はあります。次のステップに繋げるべく、立ち位置を明確にして考えるために、材料技術者の「何故?」に常に応えるために、最新の分析技術をもって、ものづくりと現象解明は相互に切磋琢磨しつつ新しい領域を開拓し続けています。

TOPIC

国内民間企業では2台目となる最新鋭の
超高分解能透過型電子顕微鏡の導入

超高分解能透過型電子顕微鏡の導入により、従来想像の世界だった原子の並びが、像として捉えられるようになりました。 この装置で見えるのは、「0.1ナノメートル」の世界。これは、シャボン玉の膜の厚さのおよそ数千分の1の世界です。その情報を踏まえ議論や材料開発を行うことは、近い将来にスタンダードになると考えられます。当社は、時代に先駆けて、材料開発分野における独自の力を磨いています。

装置:FEI社製 Titan G2 ChemiSTEM(2013年7月稼働開始)
【収差補正+検出器4台の組合せは国内民間企業では2台目 】
特徴:STEM機能の強化

★収差補正機能による空間分解能向上(HAADF/ABF)
 ⇒ 原子分解能のSTEM像
★原子番号に依存したコントラスト(HAADF)
 ⇒ 元素情報を持つ画像
★4台の検出器による高感度高速元素分析
 ⇒ 試料傾斜の影響を受け難い
★元素マッピングの空間分解能向上(1nm → 0.1nm)
 ⇒ 原子分解能の元素マッピング
★化学状態解析(EELS)
 ⇒ 原子カラムごとの状態解析
原子レベルの分析を可能にする
装置安定性、設置環境

超高分解能透過型電子顕微鏡

原子オーダーで材料特性発現メカニズムを探り、スピーディーな応用材種展開へ

材料の構造および組成

半導体やデバイスばかりでなく、当社で扱う機能材料、構造材料においても原子レベルまで解析して原理原則を掴むことは大きな強みとなります。もちろんマクロな状態把握が前提になることは言うまでもありませんが、異相界面、微細析出物など特性を左右する根源は原子レベルまで及ぶことが意外と多いのです。計算と想像の世界だった接合界面の原子配列などを直接見ることができれば、革新的な材料創出、或いは格段にスピーディな応用材種展開の可能性が膨らみます。超硬、銅合金、電子材料を始めグループ社の各事業分野の材料・プロセス開発の基盤技術として今後更なる活用を図ります。

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