専攻×仕事

渡部 勲平

直島製錬所 銅熔錬課
渡部 勲平
2010年入社

大学での専攻

エネルギー科学研究科 エネルギー応用科学専攻

電気分解によって化合物半導体を作製し、次世代太陽電池の開発に活かす研究をしていました。
研究テーマ「太陽電池用化合物半導体薄膜の電析について」

現在の仕事内容

銅の製錬を担う直島製錬所の操業支援や工程改善企画業務。
銅熔錬のプロセスにおいて、操業上の問題に対して科学的見地から解決策を提案し、新設備の導入企画など工程改善企画業務を担当しています。

材料や冶金(製錬)の知識は、トラブル時の原因究明や解決策の企画に直接活かすことができています。関連する学問はたくさんありますが、熔錬のプロセスでは他にも流体力学や電磁気学の知識が活きています。研究室での実験と比べて実際の製造工程は条件が複雑なので、施策を講じたところが予測していた結果にならないことも多々。日々新しい発見があり、銅製錬の奥深さを感じます。

淺沼 英利

加工事業カンパニー 開発本部
材料・コーティング開発センター(取材当時)
淺沼 英利
2009年入社

大学での専攻

理学研究科 地学専攻

地球内部にある核と同じ高温高圧環境を作り出し、放射光施設の強力なX線を用いて「その場観察」を行っていました。結果的に地球核に近い高温・高圧の環境を作り出すことに成功し、その当時の世界新記録を樹立することができました。
研究テーマ「地球内部にある核の解析」

現在の仕事内容

インコネル、チタンなどの難削材向けの切削に用いる材料の新規開発において、母材の検討から量産化まで、一連のプロセスに従事。
特にPVD(物理蒸着法)コーティングと基材の開発を行っています。

X線を用いた結晶構造の解析方法や電子顕微鏡による観察方法は、現在の材料開発においても大いに役立っています。しかし何よりも、ある現象に対して「なぜ」と考える知的好奇心や考察の仕方など、研究に対する姿勢が重要だと思います。

巽 康司

三田工場 技術開発室
巽 康司
2011年入社

大学での専攻

基礎工学研究科 物質創成専攻

「貴金属粒子を触媒としたシリコンの湿式化学エッチングに関する研究」
「シリコン型太陽電池の表面微細加工や半導体配線(TSV)形成技術への応用」
低価格で効率的な半導体加工手法として、薬液中の化学反応を利用して加工するウェットプロセスを適用できないか研究していました。

現在の仕事内容

電子材料事業カンパニーにおいて、半導体の接合に使われる「はんだバンプ」形成用めっき液の開発に携わっています。また、ヨーロッパをはじめとする世界中の顧客に対して、めっきプロセスの最適化の提案など、技術サポートも行っています。

「シリコンのエッチング」と「はんだバンプ」は、まったく同じテーマではないものの共に半導体の分野です。学生時代に半導体の基礎知識を身につけていたため、入社後は業務に取りかかり易かったです。
また、学生時代に研究室で行っていた化学実験の手法やプロセス(計画作成→実施→考察→次計画の作成)は、現在の研究開発業務の中でも活用できています。

松永 裕隆

中央研究所 金属材料研究部
松永 裕隆
2010年入社

大学での専攻

工学部 材料物性工学専攻

超強加工を施した金属に対する材料組織の観察や特性の評価を行う研究をしていました。
研究テーマ「HPT加工した高純度FCC金属の室温における組織変化」
「Aging Behavior of Cu-Ni-Si Alloy Processed by High-Pressure Torsion」
※超強加工と熱処理を組み合わせて、さまざまな銅合金の微細組織と特性の向上について調査

現在の仕事内容

銅、アルミニウム、多孔質材料などの金属材料の研究を行う金属材料研究部において、新規銅合金の開発と既存銅合金の特性改良を行っています。研究室での実験のほか、研究初期段階におけるお客さまのヒアリング、工場での実機試作の条件抽出なども行います。

専攻としては材料工学を学び、研究室に所属してからは銅やアルミを含むFCC金属の研究を専門に行ってきました。現在の業務である銅合金の研究とは近い内容のため、大学で学んだことを直接活かせています。また、研究に関するスケジュールを自分で立てる・進捗を管理するという経験も実務に役立ちます。

磯村 洵子

中央研究所 プロジェクト推進部(取材当時)
平田 洵子
2013年入社

大学での専攻

環境科学院 環境物質科学専攻

学生時代は物質化学を専攻し、大学院(修士)では「電極表面への機能性有機単分子膜修飾」について研究。
電極表面に分子の構造やサイズを認識するような機能性有機分子を密に修飾し、その電気化学特性等を調べていました。

現在の仕事内容

中央研究所にて、電子材料の開発に携わっています。
入社後初めて取り組んだのが、リチウムイオン電池の新規材料の開発です。電池の高容量化を目指し、湿式合成技術を生かして金属粉末材料をつくり、評価を重ねていました。

学生時代の研究は、原子・分子という目に見えないレベルで構造や現象を見て、粘り強く評価・検証を行う訓練だったと思っています。扱うテーマは変わりましたが、研究に対する考え方や姿勢はそのまま活かせています。
学生時代は自身の関心をベースに研究していましたが、会社で手掛ける研究は明確なゴールを持って応用を考えていかなければならない部分が大きく違うと感じます。

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