マテリアルの森

地球温暖化防止に対する国際的な取り組みが展開される中、当社では広大な社有林を活用し、森林のCO2吸収源としての役割や、国土保全、水源涵養に加え、生物多様性の保全といった森林の持つ多様な機能を有効に活かすため、新たな社有林経営計画を策定し、取り組みを進めています。

直島の森

写真提供: 毎日新聞大阪支社

「マテリアルの森」植樹祭の様子(上下とも)

当社社有林、社有地を有効活用し、森の持つ多様な力を活かす当社らしいCSR活動の第一歩として、2006年3月に直島製錬所において大規模な植樹祭を開催しました。
直島製錬所では、歴史的に製造工程の排煙等が与えてしまった周辺の森林被害に対し、より実効性のある保全活動を実施するため、2006年1月、植物生態学の権威である横浜国立大学の宮脇昭名誉教授を招き、現地調査を行いました。

この本格的な調査・分析を踏まえ、まず、2004年に発生した山火事で消失した区域0.6haに、土地本来の植生にあったアラカシ、シラカシ、スタジイ等、39種類20,000本の苗木を植える「マテリアルの森」植樹祭を2006年3月21日に開催しました。

「土地本来の樹種を選んで密植・混植することで、厳しい環境に耐えながら長持ちする本物の森、千年残る‘いのちの森 ’を作りましょう」という宮脇名誉教授の呼びかけは経営幹部、社内スタッフを含め、参加者に大きな共感を呼びました。2ヵ月間という限られた準備期間にも 関わらず、NGOや外国籍のボランティア、小学生まで、島外からの参加者900名を含む約1,400名が集まり、当社初の大規模な植樹祭は、参加者に確かな充実感を残し、大きな成功を収めました。

これらの植林活動は、地域に根ざす企業の責任として自然生態系を回復させる活動であること以上に、さまざまな付加価値をもたらす当社らしいCSR活動として、今後も積極的に展開していく予定です。

ふるさとの木による「本物の森づくり」を

ふるさとの木による「本物の森づくり」を

三菱マテリアル取締役相談役 西川 章

当社は、長年の製錬事業において傷めた自然を回復させるべく努力を重ねてきましたが、思うような成果をあげられない状態が続いてきました。このような中、宮脇名誉教授の現地植生調査を踏まえた50年にわたる研究成果に基づいたご指導により、直島森林再生事業をスタートさせることができました。
先生はふるさとの木による「本物の森」づくりを提唱されていますが、「本物の森」は強く、自然災害から我々を守ってくれる防災・環境保全林でもあるそうです。この度の機会を次に繋げ、地球環境時代に相応しい更なる森林再生を地域の皆さんとともに推進していきたいと思います。

最高の技術は最良の緑の環境とともに共生する

最高の技術は最良の緑の環境とともに共生する

横浜国立大学 宮脇 昭 名誉教授

金属製錬を事業とする三菱マテリアル社が、その製錬工程の排煙等による周辺環境へのダメージに対し、植生調査に基づいた土地本来の森づくりで報いる姿勢には、自らの事業に対する同社の誇りが読み取れる。今後も、人類の未来のために、社長の決断力、実行力、持続力の下、経営幹部の皆さんが舞台監督となり、地域市民を主役に着実に活動を進めていただきたい。
我々は三菱マテリアル社が行う、いのちの森づくり、防災・環境保全林、地域景観の主役としての森づくりを、陰ながらお手伝いしていきます。市民、行政、他の企業を巻き込み、更なる発展を心から願っております。

直島だより

2006年3月に開催した「マテリアルの森~直島」植樹祭にご参加いただいた皆様から「苗木の成長が見たい」という強いご要望があり、定期的に森の成育状況をホームページ上でご報告しております。更新期間:2006年3月~2014年12月)。

2014年12月

2014年12月

■2014年12月

山林火災から10年11カ月、植樹祭から8年9カ月が経ちました。今や大火事の跡も消え去り、すっかり緑あふれる立派な森に育ちました。三菱マテリアルは今後もこの森を守るとともに、島内のさらなる計画的緑化を進めていきます。改めて、植樹祭に携わられた全ての方々の御理解・御支援に深く御礼申し上げます。

※誠に勝手ながら、本稿の定期更新は今回をもって一区切りとさせて頂きます。今後、マテリアルの森ほか緑化関係のトピックがあった場合、直島製錬所webサイト上に更新いたします。長らくの御愛読誠にありがとうございました。

2013年12月

■2013年12月

瀬戸内に冬がきました。
今年は、例年に比べ厳寒の冬となっていますが、樹々達は、寒さにびくともしないほど逞しく成長し、遊歩道を歩いていても圧倒されるほど背丈が伸びています。
新しい春、成長の時を待ちわびながら、樹々達は力を蓄えています。

2013年9月

■2013年9月

今年の夏は、猛暑の日が続きましたが、樹々達はとても元気に成長を続けています。
8月末~9月初旬には、台風による大雨となり、森への被害が心配されましたが、大きな影響も無く、樹々は逞しさを増しています。
今では、どの樹も見上げるまでに成長し、小さな森が形成されています。
瀬戸内は、9月の下旬には、朝夕の気温が下がり、少し早い秋の気配が感じられる季節となりました。

2013年6月

■2013年6月

瀬戸内は、5月下旬から雨が降らない暑い日が続き、樹々達の成長への影響が心配されました。
6月中旬には、まとまった雨が降り、まさに「恵みの雨」となりました。
私たちの森は、年々逞しく成長を続け、緑の絨毯を敷き詰めたように緑一色です。
梅雨が明ければ、瀬戸内もいよいよ本格的な夏の到来です。

2013年3月

■2013年3月

3月となり、少しずつ春の足音が聞こえる季節を迎えました。
日中と朝晩の気温差が大きく、樹々達もとまどっているようですが、成長した無数の枝々には、可愛らしい蕾がみられるようになり、本格的な春の到来を待っています。
瀬戸内の島々は今、「瀬戸内国際芸術祭」で賑わいを見せていますが、私たちの森は、直島を訪れる方々を春の緑でお迎えしています。

2012年12月

■2012年12月

穏やかな気候の瀬戸内ですが、強風と寒気により今年は例年にない厳しい冬を迎えています。
凍えるような日々が続いていますが、樹々達は元気に成長しています。
2006年の植樹の際、50cm程であった背丈が、今では3mまでに成長し、近づくと圧倒されそうです。
樹々達の中には、黄色や赤の薄化粧をしているものも見られます。
段々と、本物の「森」に還ってきています。

2012年9月

■2012年9月

今年の夏は、瀬戸内も連日猛暑が続きましたが樹々達は元気に成長を続けています。
猛暑が続く一方で、雨天時には、雷を伴う激しい雨となり土砂災害なども懸念されましたが、私たちの森はしっかり大地に根付き、年々逞しさが増しています。
9月に入り、暑さも幾分和らいできました。
秋になり、今年はどのような風景を見せてくれるのか楽しみにしています。

2012年6月

■2012年6月

今年は、全国的に異常気象が続いています。
5月には、『爆弾低気圧』と呼ばれる嵐が吹き荒れ、6月には、例年よりひと月も早く台風が襲来しました。
でも、大荒れの気象を物ともせず、森はグングンと成長を続けています。
多くの樹々が人の背丈を越えるまで大きく育ったので、森の中に人が入ると、歩道からは全く見えません。
これから暑い夏を迎えますが、今年も逞しく成長してくれることを楽しみにしています。

2012年3月

2012年3月蕾をつけたヤマザクラ

■2012年3月

今年の春は、例年になく寒い日が続きました。
春の嵐が吹き荒れるなど、森への影響も懸念されましたが、樹々達は元気です。
大きく枝葉を伸ばしたヤマザクラは、蕾をつけ開花の時期を待っています。
私たちの森は、今年も新たな成長の時を迎えます。

2011年12月

■2011年12月

今年の瀬戸内は例年になく厳しい寒さが続いています。
強い風が吹く日もありますが、樹々たちはしっかり根を張りながら寒風に耐えています。
霜が降る日もありますが、私たちの森は厳しい冬を乗り越え、成長の時を待っています。

2011年9月

■2011年9月

7月と9月に大きな台風が襲来しました。
森への影響が心配されましたが、被害もなく元気に成長を続けています。
ついこの間まで見下ろしていた樹々達ですが、今では見上げるまでに成長し、圧倒されそうです。
今年は、例年になく急成長したように思えます。
秋には、華やかな彩りを見せてくれるかな?と今から期待しています。

2011年6月

■2011年6月

今年の春は、4月まで肌寒い日が続きましたが、5月に入って一気に気温が上がり、森は緑一色となりました。
今年の梅雨は、台風の影響等もあり、かなりの雨量となっており、樹々達への影響が懸念されましたが、大雨にも負けず逞しく成長を続けています。
小さかった苗も、今では立派な大人の樹となりました。

2011年3月

2011年3月

■2011年3月

今年の冬は、温暖な瀬戸内の気候とは異なり、積雪や強風など 例年にない寒い冬となりました。
3月になっても依然寒い日が続いていますが、昨年初めて開花したヤマザクラは、寒さに耐えながらも蕾を付け温かい春を心待ちにしています。
今年も、小さなピンクの花を咲かせ、私達を和ませてくれそうです。

2010年12月

■2010年12月

今年は、寒暖の差が大きく、樹々達も戸惑っている様子ですが、季節は冬を迎えました。
例年より紅葉が遅れ、衣替えに一苦労といった感じですが、私達の森は伸び盛り。
今では、従前より現地に自生している隣接地の樹木に追いつく程の高さとなり、成長を競い合っています。

2010年9月

■2010年9月

今年の夏は、直島でも猛暑日が続いて降雨がほとんど無く、植物の成長には厳しい気候となりました。
森の成育が心配されましたが、無事に夏を乗り越えたようです。
9月中旬から少し涼しくなり、樹々達もホッと一安心です。
季節は秋を迎え、森は色付き始めました。

2010年6月植樹5年目の4月に開花した山桜と、
直島製錬所「森の守り人」

2010年6月6月の森の様子

■2010年6月

4月になっても肌寒い日が続き少し心配しましたが、順調に生育し、今年は植樹5年目にして漸くヤマザクラが開花しました。
5月に入り、初夏を思わせる陽気が続き、気温の上昇とともに生育も加速したようです。
4年前にポット苗で植樹した樹々達ですが、今では大人が見上げるまでに逞しく成長しています。

2010年3月

■2010年3月

普段は穏やかな気候の瀬戸内ですが、今年の春先は雨が多く、3月下旬になっても肌寒い日が続き未だ冬模様です。
それでも、私たちの森は寒さに負けることなく元気に成長を続け、暖かい春の到来を心待ちにしています。
もうすぐ樹々達にとって4回目の春を迎えます。

2009年12月

■2009年12月

植樹から3年が経過しましたが、年々、樹々達の成長には驚かされています。
今年の夏の前半は雨天が続き気温も上がらず、心なしか樹々達は元気がなさそうでしたが、お盆を過ぎた頃から夏らしさが戻り、樹々達も元気を取り戻したようで、以前は見えていた山肌もすっかり消え、紅葉の季節を迎えています。
寒い冬を越えれば、森は一層逞しく成長することと思います。

2009年9月

■2009年9月

今年は、6~7月に大雨が降り、土砂崩れ等が心配されましたが、幸いにもその被害は無く、樹々達は元気に成長しています。
閑散としていた山々は、緑の絨毯を敷き詰めたように鮮やかな緑でいっぱいとなり、以前のような「森」の景色を取り戻しつつあります。
樹々達は、もうすぐ衣替えの季節を迎えます。

2009年6月

2009年6月人の背丈を超える程、逞しく成長しています!

■2009年6月

新緑の季節となりました。
樹々達は、しっかり根付き人の背丈ほどまで成長し、逞しく元気です。
これから梅雨を迎えますが、今年はこれまで雨が少なくその影響が心配されます。
梅雨が明けると暑い夏の到来です。

2009年3月

■2009年3月

3月になりましたが、厳しい寒さが続いています。
植樹地付近の山肌は、まだ冬模様で閑散としていますが、その中で私たちの樹々達は育ち盛りの元気一杯です。
通常、瀬戸内ではこの時期雨が少ないのですが、今年はまとまった雨が降り、樹々達にとっては恵みの雨になったのでは?
これから気候は序々に温かくなり、「寒の戻り」の時期が過ぎれば待ちに待った春の到来です。

2008年12月

■2008年12月

秋も深まり紅葉の季節となりました。
成長した樹々達も赤や黄色の葉を広げ
紅葉の仲間入りです。
「直島の森」も少しずつ華やかさを取り戻しつつあります。
これから寒い冬を迎え、樹々達は、束の間の休息に入ります。

2008年9月

■2008年9月

今年の夏は、猛暑と雨不足により水不足が心配されましたが、樹々達は元気に成長を続けています。
植樹祭から3回目の夏を越し、樹々達もずい分逞しくなりました。
植樹当時は荒々しく見えていた山肌も、現在では、樹々達に隠れて見えなくなりました。
季節は移り、若木は秋色へ衣替えの時期を迎えます。
今後「森」となり、私達の心を和ませてくれるでしょう。

2008年6月

■2008年6月

瀬戸内の気候は、比較的雨が少なく温暖と言われていますが、今年の春は、まとまった降雨があり、例年と比較して肌寒い日が続きました。
樹々達は変わらず元気に成長しています。
これから梅雨に入りますが、大雨等による被害に遭わないよう祈りながら、夏の到来を心待ちにしています。

2008年3月

■2008年3月

3月になり、21日で私たちの森は2歳の誕生日を迎えます。
若木達は冬の寒さにも耐え、春の日差しを受けながら元気に成長しています。
生育は良好で、中には人の背丈ほどになった樹々も見られ、新たな芽吹きの季節です。
春の到来とともに、一層の成長が期待されます。

2007年12月

■2007年12月

早いもので私たちの森に2度目の冬がやってきました。
昨年まで寒々と見えた植樹地にも、今年の秋は紅葉した樹種が見られるなど、少しずつにぎやかになりつつあります。
土地本来の植生にあった樹種を選んで密植・混植することが、厳しい環境に耐えながら長持ちする本物の「いのちの森」を育てる。
そんな私たちの願いを受けて、樹々達は冬に耐えながら、新しい春を待ち続けています。

2007年9月

■2007年9月

7月の台風の襲来、灼熱の太陽と少雨等で成長が心配されましたが、樹々達はグングンと成長を続けています。
植樹地は緑の絨毯を敷き詰めたように緑一色で、樹々達の成長とともに野鳥達が戻ってきました。
少しずつですが、以前の森に戻りつつあります。

2007年6月

■2007年6月

暖かな季節となり、樹々達は成長期に入り、前にも増してスクスクと育っています。
背丈も伸び、人の肩程まで成長した樹々が見られる反面、残念ながら成長できていない苗も見え初めました。
自然界の厳しい宿命の中、それでも苗木は力強く成長していきます。
季節はジメジメした梅雨ですが、樹々には恵みの雨となり成長を支えてくれます。

2007年3月

■2007年3月

早いもので植樹祭から1年が経過しました。
この冬は雨が少なく心配しましたが、暖冬だったこともあり、誕生日を迎えた樹々達は元気いっぱいです!
全体的にはまだ冬色ですが、中には春色に衣替えを始めた樹々も見られ、長い冬が終わり、いよいよ待ちに待った春の到来です。
瀬戸内の春の日差しが暖かく成長を見守っています。

2006年12月

■2006年12月

12月に入り寒い日が続いています。季節は本格的な冬を迎え、樹々達の成長も一休みといったところです。植樹の際、一面を小麦色に染めていた藁もすっかり冬色に衣替えです。樹々達が厳しい冬を乗り越えられるよう、温かく見守っています。
待ち遠しい春の到来をジッと待ち続けています。

2006年9月

■2006年9月

梅雨による大雨と温度の低下により、苗の成長が心配されましたが、雨にも寒さにも負けず順調に育っています。全体的に緑が目立つようになりました。
苗の中には葉が赤くなっているものもあり、秋が近づいていることを知らせてくれます。秋が終われば、初めての越冬となります。

2006年6月

■2006年6月

ほとんどの苗が順調に育っています。若干、背も伸びました。敷きワラの分解時に起こる一時的な窒素不足に対応するため、5月に肥料を撒きました。
これから梅雨の時期を迎え、更なる成長が期待できます。

2006年12月

■2006年3月

苗の回り一杯に敷いたワラは、保湿、雑草防止などの効果があり、竹杭と荒縄で押さえています。そしてやがて土に還ります。
多種高密度植栽という手法により、安定的に持続できる直島本来の森の、短期間での再成を目指します。

  • 宮脇先生の説明に聞き入る大勢の参加者宮脇先生の説明に聞き入る
    大勢の参加者
  • 植樹前の整備された現地植樹前の整備された現地
  • 子供さんの参加が多いのも特徴子供さんの参加が多いのも特徴