需給データ

過去5年間の世界の需給推移

(単位:トン) 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
需要 宝飾加工用 2,423 2,304 1,814 2,017 1,973
その他加工用 680 723 703 767 786
公的部門購入量 0 0 0 77 455
現物金地金投資 240 621 498 882 1,209
正味退蔵投資 210 9 1,131 608 62
正味生産者ヘッジ解消 432 357 234 108 0
需要合計 3,985 4,014 4,379 4,459 4,486
供給 鉱山生産 2,497 2,429 2,611 2,740 2,818
公的売却 484 235 34 0 0
中古金スクラップ 1,005 1,350 1,735 1,719 1,661
正味退蔵放出 0 0 0 0 0
正味生産者ヘッジ 0 0 0 0 6
供給合計 3,985 4,014 4,379 4,459 4,486
金価格平均 ($/toz) 695.39 871.96 972.35 1,224.52 1,571.52

※データ出典:ゴールドフィールズミネラルサービシーズ「ゴールドサーベイ2012」

需要サイドの動向について

加工用

・加工用需要全体では前年比0.9%減の2,759tであった。
・宝飾用需要は金価格の上昇や先進国の景気減速の影響を受け、前年比2.2%減の1,973t。
・一方、ユーロ圏の債務危機を受けてコイン需要が大幅に上昇。前年比15%増の246tとなった。

 

公的部門購入量

・2010年にネットで購入サイドに回った公的部門は、2011年、さらにその量を増やし、455tとなった。
・公的金売却が依然として、CBGA(the Central Bank Gold Agreement)の影響で抑制される一方で、外貨準備構成の多様化を図る新興国勢が金購入にまわった。
・2011年の最大の購入国はメキシコの99t。その他、ロシアが94t、韓国が40tを購入している。

 

現物金地金投資

・安全資産としての現物金地金需要が大幅に高まり、前年比37%増の882tとなった。
・債務危機に直面したユーロ圏では前年比47%増の317.3t。国内のインフレから資産を防衛するために新興国需要も旺盛で、中国は前年比40%増の250.3t、インドは前年比8%増の288t。
・需要を伸ばす国が多かった一方、北米は20%減の17.7t。空前の地金売却ブームとなった日本は▲47.2t(ネットでの売り越し、前年=▲41.0t)となった。

 

供給サイドの動向について

鉱山生産

・ここ10年上昇し続けた金相場をうけて、鉱山生産は対前年比2.8%増加、過去最大の産出量2,818tを記録した。
・最大生産国は前年と変わらず中国(371.0t)、その後にオーストラリア(258.3t)、アメリカ合衆国(232.8t)と続く。

 

中古金スクラップ

・中古金スクラップ供給量は前年比3.4%減少し、1,661tとなった。
・新興国では金相場へのさらなる強気な見通しから、スクラップ供給量は減少。インドは27%減の58.5t。中国は6%減の124.7t。
・先進国では金価格の上昇にともない、スクラップ供給量が増大。欧州は15%増の394.4t、アメリカ合衆国は9%増の155.6t。日本は26%増の55.1tとなった。

 

正味生産者ヘッジ

・生産者のヘッジフローは11年ぶりに売り越し(6t)に転じた。
・ここ10年の金価格上昇基調の恩恵を受けようと、売りヘッジの解消を進めてきた鉱山会社は、歴史的な高値圏の中、再び生産予定の金に対して売りヘッジをかけ始めている。

 

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