プレスリリース

2016年4月 1日

三菱マテリアル株式会社
取締役社長 竹内 章

平成28年入社式挨拶(要旨)

「人と社会と地球のために」これからの時代を拓く

入社おめでとうございます。皆さんを三菱マテリアルの一員として迎えることは、大きな喜びであります。記念すべきこの日にあたり、ご家族をはじめ、これまで皆さんを支えてこられた方々に対する感謝の気持ちを、忘れずに持ち続けていただきたいと思います。

当社の創業は、1871年(明治4年)に鉱山業に進出したことに遡ります。以来、今日に至るまで、一貫して社会に必要不可欠な素材や製品等を提供し続けることで、その発展に重要な役割を果たしてまいりました。このような歴史も踏まえ、当社グループは「人と社会と地球のために」という企業理念を掲げております。これは、様々な事業活動を通じて、社会の持続的な発展と循環型社会へ貢献することを表現したものです。変化が激しい時代においてこの企業理念を確実に実現していくため、一昨年「長期経営方針」と「中期経営計画」を同時に公表しております。中国経済の成長鈍化や銅価格の低迷などにより、本年度も当社グループを取り巻く外部環境は不透明な状況にあると言えます。しかし、そういった状況下でも、企業は持続的に成長していかなくてはなりません。困難な状況を克服するために、新入社員の皆さんにも、自分が何をすべきか、何ができるかを考え、それぞれの立場で力を発揮していただきたいと思います。
次に、三菱マテリアル社員として、今日から是非、心掛けていただきたいことを、3点申し上げます。

まず、1点目は、「安全と健康を最優先する」ことです。当社の経営の基本理念であり、安全と健康無くしては、社員及びその家族の安定した生活や幸福は実現されず、ひいては会社の発展もあり得ません。しかしながら、一昨年に当社事業所において爆発火災事故が発生し、深刻な労働災害となりました。多くの人を不幸にするこういった災害が二度と起こらないように、当社では「安全」を経営上の最優先課題として位置づけております。
また、皆さんは学生生活とは大きく異なる環境に身を置き、生活習慣も大きく変わるかもしれません。くれぐれも健康には留意いただき、「安全と健康を最優先する」ことをまず心掛けていただきたいと思います。

2点目は、「三菱マテリアルの社員として、誇りと自覚を持つ」ことです。先に申し上げた通り、当社は過去の歴史において日本の近代化に寄与すると共に、事業を通じて社会の発展に貢献してきました。当社が歴史上果たしてきた役割、社会的な存在意義、会社としての高邁な理念などを十分理解し、三菱マテリアルの社員としての誇りと自覚を持っていただきたいと思います。当社グループは、安全と同様に、CSRの推進も経営上の最重要課題のひとつとしています。CSRとは、会社およびその社員が、法令や社内規則のみならず、社会的良識にも従って行動することです。皆さんも、公私にわたって責任ある行動をとるよう要望します。

3点目は、「自己研鑽に努める」ことです。当社としてグローバル競争力の強化を推進する中で、皆さんが活躍するフィールドは、日本国内にとどまらず、世界に広がっています。世界を舞台に活躍できる人材となるには、仕事の知識・能力、語学力はもちろん、広い視野を持つことが必要です。常に自己研鑽を怠らないこと、また、与えられることを待つのではなく、日々自ら考え、そして行動すること、これらを積み重ね、プロフェッショナルとしての意識と実力を身につけていただきたいと思います。

最後に、本年、当社は操業145周年を迎えます。これからの時代を拓く、新しい仲間を迎える事が出来たことを、うれしく、かつ心強く思います。先に申し上げた3点を心掛け、今日から頑張っていただきたいと思います。

以上

(ご参考)
入社式日時:2016年(平成28年)4月1日 09:30
入社式会場:当社さいたまオフィス研修センター
新入社員数:176名

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