2014年7月 1日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金1,194億円)は、去る1月29日付「MMCスーパーアロイ株式会社の日立金属株式会社との合弁化について」にて公表しました、加工事業カンパニー所管の連結子会社であるMMCスーパーアロイ株式会社(以下「MMCスーパーアロイ」)について、MMCスーパーアロイによる日立金属株式会社(執行役会長:小西和幸、資本金263億円、以下「日立金属」)に対する第三者割当増資とともに、MMCスーパーアロイ発行済株式の一部を当社から日立金属へ譲渡することについて、本日付にて手続きを完了致しましたので、お知らせします。なお、本譲渡による当社業績への影響につきましては、5月12日付に公表した2015年(平成27年)3月期の連結業績予想に既に織り込んでおります。
三菱マテリアルグループでは、「人と社会と地球のために」の企業理念のもと、2020年代初頭に向けた長期経営方針において、「ユニークな技術により、地球に新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するNo.1企業集団」となることを目指しております。また、その実現のための中期経営計画Materials Premium 2016において、全社成長戦略として、「成長基盤の強化」、「グローバル競争力の強化」及び「循環型ビジネスモデルの追求」を掲げております。
この中期経営計画のもと加工事業カンパニーは、経営資源を特に超硬製品に更に集中させ、加工事業カンパニーの基本戦略である「新興国を中心とした販売網、生産拠点の拡充」、および「産業別チームによる自動車、航空機、医療分野への拡販」を通じ、超硬製品の販売世界シェア10%超を目指し、グローバル競争力を強化し、国際競争に勝ち抜いてまいります。また、このたびの日立金属MMCスーパーアロイ株式会社の発足に伴う事業規模拡大により、日立金属MMCスーパーアロイ株式会社が有する航空機向けなどの需要についても、シナジー効果により超硬製品の販売拡大につなげてまいります。
以上