プレスリリース

2013年8月29日

レーザーを用いた工具の精密形態形成技術の開発について

三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金:1,194億円)は、自動車関連・デジタル家電ならびに電子関連部品等のさまざまな産業分野における精密加工を実現するレーザーを用いた切削工具の形成技術を開発いたしましたのでお知らせいたします。

切削工具の形態加工は、従来、砥石などの工具を使って行ってきましたが、工具寸法を小さくする上で限界があるため、加工できる寸法に限度がありました。また、cBN(立方晶窒化ホウ素)焼結体やダイヤモンドといった難加工材を加工する場合、同じcBN焼結体やダイヤモンドでしか加工手段がないため、難加工材の競合で砥石が早期に摩耗変形するため製品寸法精度を確保することに問題がありました。

今回、当社が開発したレーザーを用いた切削工具の形成技術は、レーザー光を集光することにより、切削工具で加工可能な数10μmより小さな寸法であるミクロンオーダーの集光径を可能にするとともに、砥石と異なり摩耗もしないため、加工時の調整が不要で安定した加工を行うことができます。またレーザー加工では、加工時に生じる加工対象物への外力が加わらないため、歪を与えることなく、加工部位の歪をなくし、寸法精度を確保することができます(ご参照1の右図)。これにより、cBN焼結体やダイヤモンドといった難加工材を単純な切断による2次元的な加工だけでなく、奥行きを持った3次元加工をし、自由な形状とともに微細でシャープな刃先を持たせる切削工具を製造することができるようになりました。当社が開発したレーザー方法を用いた微細な切刃を精密に加工する技術により、三菱マテリアルのcBN焼結体を用いた小径エンドミルをはじめとする切削工具新製品に応用してまいります。

三菱マテリアルでは、今後も切削工具の開発を通じて自動車産業や電気機器産業への高精度な製品提供を行うとともに、これからもさまざまな産業分野の発展のために貢献してまいります。

レーザービームを用いた加工と力学的(機械)加工との違い(ご参照1) レーザービームを用いた加工と力学的(機械)加工との違い

ゴールドカレンダー2014(ご参照2) レーザーによって形態形成したcBN焼結体の6枚刃スクエアエンドミル(刃先直径0.3mm)

以上

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