2012年2月27日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾宏、資本金:1,194億円)は、今般、加工事業カンパニーが所管するダイヤモンド工具事業のうち、ホイール製品※に関する事業を日本ダイヤモンド株式会社に譲渡することで同社との基本合意に達しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
当社のダイヤモンド工具事業は、昭和43年に米国ノートン社との合弁で三菱ノートン社を設立したときに始まり、以来44年が経過いたしました。
この間、関係者の皆さまの多大なるご支援をいただいてホイール製品に関する事業を継続してまいりましたが、今般、当社グループが取り組む事業構造改革の一環として、本事業を日本ダイヤモンド株式会社に譲渡することといたしました。
今回の譲渡先となる日本ダイヤモンド株式会社は、日本初のダイヤモンド工具メーカーとして1917年に設立以来、ダイヤモンド工具業界のパイオニアとして活動を続け、土木建築用並びに耐火物用、産業用工具分野において、確固たる地位を築いております。今回の譲渡により、同社には新たな一般産業用工具が加わることになり、総合ダイヤモンド工具メーカーとして更に発展することが見込まれることから、最適な譲渡先であると考えております。
本事業譲渡による当社への業績影響は軽微であります。
※...ホイール製品とは、工業用ダイヤモンド砥粒などを焼き固めた砥石であり、セラミックスや超硬などの表面を高精度に研磨加工する為に使用されます。なお、本譲渡では、ニッケルの電気めっきによる電着製品は含みますが、CMPコンディショナーは含みません。
以上