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ニュース|プレスリリース|2005年

2005年11月15日

環境負荷低減型の水系透明導電塗料の開発に成功 −電子材料用フィルム向けなどに販売開始−

三菱マテリアル(株)(資本金:993億円、社長:井手明彦)の電子材料事業カンパニー(プレジデント:本間久義)は、当社の100%子会社である潟Wェムコ(資本金:20億円、社長:小林慎一郎)が開発に成功した水系透明導電塗料(商品名TWU-1)の販売を、本年11月より開始いたしました。

TWU-1は、ATO(アンチモンドープ※1酸化錫系導電性粉末)を水に分散・塗料化した製品で、塗布により合成樹脂フィルム上に透明導電膜を形成し、除電、帯電防止、粉塵吸着防止の機能をフィルムに付与します。得られた透明導電フィルムは、主にディスプレイ周辺材料、半導体周辺材料、包装材料に使用されます。従来の透明導電塗料は有機溶剤系塗料が中心で、VOC規制などの環境問題、作業環境等の改善のために、水系塗料の開発が望まれていました。しかし、これまでに提案されている水系塗料は、導電性、膜強度等の特性を満足するものではありませんでした。これに対しTWU-1は、溶媒に水を使用した環境負荷低減型のUV硬化型塗料でありながら、塗膜特性は有機溶剤系導電性塗料に匹敵する性能を有し、特に非常に高い透明性を得られます。

当社では、本年10月から本製品のサンプル配布を行ってきましたが、配布直後からお客様の好評を博しており、長年培った導電粉製造技術と分散化製造技術を融合し、量産化に目処をつけこの度の本格販売となりました。本製品は環境負荷が大きいと言われている有機溶剤が揮発することもなく、次世代対応型塗料(特に高透明性が要求される分野)などのマーケットへの展開が期待されます。
また当社グループは、ATOなどの導電性微粉の製造・販売を20年以上前から行なっている草分け的存在であり、最近ではアンチモンフリーの導電性微粉の開発にも成功し販売を開始しております。今回の水系透明導電塗料TWU-1の販売開始によってお客様の使用目的に合わせたより的確な素材の選択及びご提案が可能となります。これを機に、今後も環境負荷型塗料や高機能塗料の開発に注力してまいります。
尚、お客様の要望に応じ、塗料の組成変更も適宜対応いたします。TWU-1の初年度の売上げは5千万円を見込んでおります。

※1アンチモンドープ: 錫メインに対し、ドープ材としてアンチモンを添加していることです。これにより電子キャリアが生じ、導電性を得ています。
お客様からの本商品に関するお問合せ: 三菱マテリアル(株) 電子材料事業カンパニー
機能材料事業部 化成事業部門
TEL:048-641-5740
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